どういう症状がインフルエンザ感染を疑うべきですか?
【新型インフルエンザはどのように感染するのですか?】
通常のインフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染:感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを健康な人が吸入することによって感染します。
接触感染:感染した人がくしゃみや咳を手で抑えた後や、鼻水を手でぬぐった後に、机やドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルスが付着しますが、その付着したウイルスに健康な人が手で触れ、その手で目や鼻、口に再び触れることにより、粘膜・結膜などを通じてウイルスが体の中に入り感染する場合があります。
【どういう症状がでれば新型インフルエンザに感染したか疑うべきですか?】
38℃以上の発熱があり、咳や咽頭痛等の急性呼吸器症状を伴う場合にはインフルエンザに感染している可能性があります。
また、インフルエンザに感染している方との接触歴があるなども、感染を疑う上での参考になります。
ただし、症状で新型インフルエンザと季節性インフルエンザを見分けることはできないと言われています。
なお、持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医師に相談しましょう。
また、もともと健康な方でも、以下のような症状を認めるときは、すぐ医療機関を受診してください。
【小児】
- 呼吸が速い、息苦しそうにしている
- 顔色が悪い(土気色、青白いなど)
- 嘔吐や下痢が続いている
- 落ち着きがない、遊ばない
- 反応が鈍い、呼びかけに答えない、意味不明の言動がみられる
- 症状が長引いて悪化してきた
【大人】
- 呼吸困難または息切れがある
- 胸の痛みが続いている
- 嘔吐や下痢が続いている
- 3日以上、発熱が続いている
- 症状が長引いて悪化してきた
医療機関を受診する前に、必ず電話で連絡をし、受診時間や入り口等を確認してください。
受診するときは、マスクを着用し「咳エチケット」を心がけるとともに、極力公共の交通機関の利用を避けてください。
インフルエンザの予防
インフルエンザにかからないために次の点に注意しましょう。
① 外出する場合はマスクの使用をする。(二次感染の注意が必要)
② 外から帰宅したときは手洗い・うがいをする。
③ なるべく人混みを避けるようにする。
④栄養のある食事と十分な睡眠をとり,体力と抵抗力をつける。
⑤加湿器などで湿度を保ち,定期的に部屋の換気をする。
⑥うがい・手洗いの徹底・アルコール消毒
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