2009年09月09日 09:44
「笑うと免疫力がアップして、ガンを予防できる」ということを聞いたことのある方は多いと思います。
これは、柴田病院 難治疾患研究部の伊丹仁朗医師が大阪・ミナミの「なんばグランド花月」で吉本興業の芸人による漫才や落語、新喜劇を観賞した人に対して血液検査を行い、18人中14人のリンパ球のナチュラルキラー(NK)細胞の活性値が上昇したという実験結果がきっかけとなって導かれた説です。
これによって「吉本興業も健康産業の仲間入りか!?」などと報道され、話題騒然となりました。
興味のある方は、伊丹医師とサトウサンペイ氏の共著『笑いの健康学』(三省堂)などをお読みになるといいでしょう。
笑うことは人を和ませるだけでなく、自分の健康にもよいというのは事実です。
しかし、ここで忘れてはならないのは、その笑顔が心から出たものであるということです。よく「つくり笑顔でもムリヤリ笑ったほうがいい」と信じ込んでいる人もいますが、本心を押し殺しつくった笑顔は健康にいいどころか逆効果になります。
先ほど「笑うことがガン予防につながる」ことについて触れましたが、同じ笑顔でも心から出た笑顔でないと逆に免疫力を下げてガンや病気を発生させやすくしてしまうのですから、笑顔の使い方はくれぐれも間違えないようにしたいものです。
心からの笑顔を本当につくれるのは、自分らしく生き、心が豊かになれたときです。あなたは日頃、どんな笑顔をつくっていますか?